京都について話す会
毎月恒例お話会。
今月は「京都について話す会」
まいじゅんプロジェクトではすっかりおなじみの
上田清美さんを講師にお迎えし
京都愛溢れる清美さんの視点でコアな京都を
ご紹介いただきました!!
ところでみなさん、京都が
今ではどこにでもある「小学校」発祥の地であるってご存じでしたか?
江戸時代から明治にかけて日本は大きな変革がありました。
京都は江戸時代、幕府直轄の土地だったんだそうです。
他の地域のようにお殿様のいなかった京都では
時代によって上になる人が変わるたびに民衆は影響を受けました。
ころころ変わる情勢に合わせられるよう
民衆は高度な自治組織を作っていたんだそうです。
そして、明治に入り、遷都により天皇が京都から離れたことで
一気に寂れてしまった京都。
寂れた京都を何とかしなくちゃ!!
産業の近代化、人材育成に力を入れていた明治政府は
広沢真臣(長州藩主)を中心に京都に番組小学校を作ったのが
小学校の始まりなんだそうです。
さて、ここからが今日の本題。
京都は古いものを残す。
今でも肌で感じられる建物や場所が残っている。
これがまさに「京都の小学校」。
人口の変化により統廃合された小学校。
京都の小学校は建築の視点からもとても美しいものが多く
廃校になった学校もカタチを変えて今もなお存在しています。
そんな素敵な旧・小学校をご紹介します♪
【京都市学校歴史博物館】
旧・開智小学校
学校に特化した博物館。学校の歴史に関する資料がそろっている。
全国でも学校に特化した博物館は珍しい。
正面玄関は高麗門。登録有形文化財。
石垣も登録有形文化財。当時のまま残っている
旧成徳小学校玄関の車寄せが移築されている。
当時の小学校は学校の中に市役所の役割があり、
区長や警察、消防等も学校に併設されていた。
地域のコミュニティーの場でもあった。
小学校は権威のある場所。
校内もタイル張りであるなど、建築様式も面白い。
京都出身の芸術家たちが高価な作品を寄贈し、それらを保管している。
日本画家上村松園の作品も保管されているんだそうです。
【京都国際マンガミュージアム】
旧・龍池小学校
アーチの窓がおしゃれ。地下室がある。
女の子に作法を教える作法室があった。
壁全体が漫画でうめつくされている。
オススメは2階にある龍池歴史記念室。小学校の歴史が展示されている。
歴代の校長先生の写真が飾られているところも面白い。
外国人観光客からはなんでこんなに真面目な顔で
写真撮ってるんだ!?と疑問がられるんだそうです。
もう一つのおススメはMM紙芝居。ただ見るだけの紙芝居ではなく参加型紙芝居。
「あなたの国ではこれはなんて言いますか?」みたいな質問をして
外国からのお客さんも巻き込んでみんなで楽しめる紙芝居だそうです。
壁にぎっしり5万冊ある漫画は圧巻。
ここに訪ねてきた漫画家の手形があったり前田珈琲の壁に漫画家の直筆のイラストが描いてあるのも見どころです。
【京都芸術センター】
旧・明倫小学校
スペイン風の建築。
クリーム色の壁とオレンジの天井。雨どいは緑。
ダンスホールのような講堂がある。
現在は芸術家を育てることが目的の施設となっている。
特に何かが展示してあるとか博物館というものではないが
前田珈琲と図書室があるので、ちょっと休憩したいときなどに気軽に休憩できる
隠れたオススメスポットです。
京都には世界遺産もたくさんありますが
「建築様式」という視点でめぐってみると小学校も十分観光できる京都です。
どこから移築されたものか、もともと何だったのか?
そんな予備知識とともにめぐる京都はまた違った一面が見れるかもしれませんね。
今回は京都の「小学校」にスポットをあてた観光ガイドとなりました。
清美さんの京都愛溢れるお話会となり、とても楽しかったです♪
ありがとうございます!!
ご参加くださったTちゃん、おいしい京都情報をありがとう!!
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MJP今後の予定
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7月20日(火)読書会 10:00~
テーマは「夏に読みたい本」
Zoom開催 参加費無料
7月27日(火)お話会 10:00~
「お金のブロックを見つけよう!」
~お金との上手な付き合い方~
久しぶりのまいじゅん主催です♪
Zoom開催 参加費無料
ご参加希望の方はこちらからご連絡ください♪
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